映画への思いⅡ  - 2012年2月開設-
2011年12月以降の映画館、レンタルDVDなどで映画を観た感想などを…。

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TV映画「岳-ガク-」 2012.10.9

 先月末に放映されたものを録画し、観ました。石塚真一による原作コミックを映画化したもので、日本アルプスを舞台にした、山岳救助ボランティア・島崎三歩と長野県救助隊らの仲間たちを描いた人間賛歌映画「岳-ガク-」を観ました。
 世界の山を登り、山の厳しさ美しさを知り尽くした三歩、山の素晴らしさを多くの人に知ってもらいたいと山岳救助ボランティアをしていた。どんな遭難者へも責めることなく、仮に遭難者が死亡しても「よく頑張った」と声をけてやる三歩、そんな三歩が暮らす山に、長野県北部警察署山岳救助隊の新人・椎名久美が派遣されて来た。折しも救助要請がありヘリコプターに同乗し現場へ、その時笑顔が眩しい一人の青年と出会った。これが三歩との出会いであった。久美は山岳救助隊隊長・野田や三歩から厳しい訓練を受け、大自然の厳しさや救助現場での自分の未熟さを感じる日々が続いていた。そして猛吹雪の中での多重遭難が発生、救助に向かった久美だったが…。
 山の美しさ、厳しさを見せてくれる映画、そして三歩の笑顔に隠された悲しい事実とともに忘れることのない映画になりました。映画のお勧め度(5点満点で3.5点)

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DVD鑑賞「ソラニン」 2012.9.14

 少し前にレンタルDVDで、夢と現実に翻弄されながら生きる若者たちを等身大で描いた青春ストリー「ソラニン」を観ました。
 大学を卒業後OLとして勤め出して2年目の主人公・芽衣子は、フリーターでバンドマンの種田と同棲しながら、互いに寄り添って東京の片隅で暮らしていた。種田は大学在学中にバンドを組んで、それなりライブでは活躍していた。ただその時の音楽への夢が捨てられずフリターをしながら、時折バンド仲間と演奏し、細々と暮らしていた。
 そんな時、ある切っ掛けでバンド活動に熱を入れ、想いを込めた楽曲「ソラニン」を、自らレコーディングし、色んなレコード会社へ送った。ただ一社が興味を持ってくれたが、新人アーティストのバックバンドだった。それ以外の所からの反応がなく、次第に芽衣子と種田との間もぎくしゃくとし始め、喧嘩。飛びだした種田から電話があり、お互いの愛を確かめ会い、芽衣子の元へ戻ろうとした時に悲劇が…。それから2カ月後、芽衣子は種田のバンド仲間とともに、ステージに上がる、種田との想いを込めて。
 映画のお勧め度(5点満点で3点)

ソラニン



自主上映会「一枚にハガキ」 2012.9.17

 今年3月にDVDで観た「一枚のハガキ」をスクリーンを通してみることが出来ました。また映画の元となる監督・新藤兼人の実体験ドキメント映画「陸に上がった軍艦」も観ていたので、ゆっくりじっくりと映画を楽しめました。けして派手でなく、戦争を題材にした映画ですが、戦争の悲惨さ、不条理さを再度感じました。でも最後の穂をつけた麦畑のシーンを見ると、決してあきらめない人間の強さを感じ、勇気づけられました。
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DVD鑑賞「コクリコ坂」 2012.7.20

 昨年公開された宮崎アニメ、東京オリンピック開催前の横浜を舞台にした青春アニメ「コクリコ坂」を観ました。
 1963年横浜、そんな時代の高校生の海と俊の純愛物語です。海が見える坂の上に建つ大きな家、そこに女系家族の長女・松崎海と祖母、妹、そして下宿人の女性たちが暮らしていました。海たちの母は、仕事で家を離れていることが多く、船員だった父は朝鮮戦争で亡くなっていました。しっかりものの海は、家族らの食事世話など手際よくこなしていました。そんな海は、ある切っ掛けで同じ高校の新聞部部長・風間俊に心寄せるのでした。海と俊は、新聞部の部室がある建物の取り壊し問題などで、より親密になっていった。でも海と俊のそれぞれの出生には、隠されたドラマがあったのでした。
 1963年代というノスタルジックな物語、今より日本人が生き生きとしていた時代で、当時の高校生たちの姿が新鮮でした。またこの映画では、主人公たちの両親の青春時代のこともちょっぴり描かれていて、その時代背景を垣間見ることも出来ました。映画のお勧め度(5点満点で3点)
コクリコ坂イメージ画



DVD鑑賞「シチリア!シチリア!」 2012.7.18

 『ニューシネマ・パラダイス』の監督ジュゼッペ・トルナトーレが故郷シチリアを舞台にした、一人の男の半生をシチリアとともに描いた人生賛歌「シチリア!シチリア!」です。
 イタリアのシチリア州バーリアで、牛飼いの次男として生まれた主人公・ペッピーノは、貧しいながらも強い絆で結ばれた家族に囲まれ楽しい少年期を過ごした。やがて第二次世界大戦が終わりファシズムから共和国に移行した頃、一人の美しい女性・マンニーナに恋し、駆け落ちした。第二次世界大戦後、正義感に目覚めた彼は、政治の世界に没頭し、時には妻子の元から離れることもあったが、そんな彼を妻が優しく見守ってくれた。こんな彼の人生を三世代に渡り、シチリアが歩んだ歴史とともに描かれた物語です。
 美しいシチリアの風景とともに淡々と描かれ、少し話のテンポが速く戸惑いましたが、家族の愛が感じられる温かい作品でした。お勧め度(5点満点で3点)
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自主上映会「わたしを離さないで」 2012.7.16

 イギリス最高の文学賞・ブッカー賞など名だたる文学賞を受賞した、日本生まれイギリス育ちのカズオ・イシグロ原作「わたしを離さないで」の映画を観て来ました。
 物語は、ガラス越しに手術台に乗る一人の男を見つめる一人の女性のシーンから始まりました。物語は、時代をさかのぼり1978年ヘイルシャム、緑に囲まれた自然豊かな寄宿学校、幼い頃からずっと一緒に過ごしてきたキャシー、ルース、トミー、そんな三人を主人公に物語は始まりました。しかしその寄宿学校には、隠されたある秘密がありました。そんな三人も18歳になり、郊外の農場コテージで、他の寄宿学校出身の若者たちと暮らし始め、生まれて初めてまわりの社会と触れながら、それぞれ自我に目覚めて行くのでした。やがて彼らに訪れる運命、残された時間を受け入れながら…。
 映画の前半では、何が何だか理解出来ず混乱しました。でも中ごろからその謎がわかると、切なくやるせない気持ちになりました。独特の原作者の世界観、不思議な魅力ある映画でした。お勧め度(5点満点で2.5点)
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DVD鑑賞「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式」

 誰もが経験する身内のお葬式、それを題材にしたアメリカ映画「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式」を観ました。コメディ映画ですが、一部のシーンで生理的にダメだと感じる方もおられるかも?
 父親の葬儀を営むため、朝から準備に奮闘する長男・ダニエル、葬儀でのあいさつ、妻と約束した新居の準備金など頭の中はパニック状態でした。そのうちに、ニューヨークから小説家の弟、従妹のマーサー、その婚約者、伯父などが集まって来た。そしていざ始まると思いきや、とんでもないことが次々と起こるのでした。信じがたい父親の隠れた姿、マーサーの婚約者の奇行などなど、次々と…。
 ちょっとドタバタ劇的な映画ですが、最後のダニエルの父への送る優しい言葉が印象に残りました。お勧め度(5点満点で2.5点)
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DVD鑑賞「ステキな金縛り」 2012.6.28

 以前から観たかった三谷幸喜監督の映画「ステキな金縛り」を観ました。ダメな弁護士が落ち武者幽霊を裁判の証人として連れて来る、何とも奇想天外なコメディ映画です。
 ちょっとニヒルなボスのもとで働く弁護士・エミ、亡き父は敏腕弁護士だったが、何故が裁判で失敗続き、もう後がないと告げられた。そんな時最後のチャンスとボスが与えてくれた“ある殺人事件”の裁判。でもその被告のアリバイを証明するためには、大きな難題があった。被告は犯行時刻に、山奥の古びた旅館で金縛りにあっていた。そんな金縛りをした幽霊(落ち武者)・六兵衛を裁判に証人として呼ぶことは出来るのか、でもこれはエミにとって最後のチャンス、これに賭けるしかなかった。果たして、こんな裁判で被告の無実は証のされるのか?そして421年前の六兵衛の怨念は解かれるのか?前代未聞の裁判が開始!
 この映画には豪華ま出演者が勢ぞろい、こんな所にこんな俳優女優がと思うほど次々と、まさに三谷ワールドだ。そしてこれぞと思う場面場面でのおかしさ、本当に楽しい映画でした。観てけして損しない映画ですよ。お勧め度(5点満点で4点)
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自主映画会「奇跡」 2012.6.19

 昨夜、いつもの自主上映会で是枝裕和監督の「奇跡」を観て来ました。両親が離婚し、父の福岡と母の鹿児島市で別々に暮らす兄弟・航一、龍之介、そんな二人がある奇跡を信じ、ちょっとした冒険をするお話でした。
 鹿児島で母と祖父母とともに暮らす兄・航一は、同級生の「博多から南下する“つばめ”と、鹿児島から北上する“さくら”、二つの新幹線の一番列車がすれ違う瞬間に奇跡が起きて願いが叶う……。」という会話に耳を傾ける。兼ねてから何とか両親が仲直りして4人一緒に暮らせることを夢見ていた。そんな気持ちは弟に龍之介も同じだった。そして同級生や周りの大人たちも巻き込んで、壮大で無謀な計画が動き出した。そんな二人の思いに押されるように、次々と奇跡が起こり、二つの新幹線がすれ違う光景を見られるのでした。
 映画を観終わって感じたことは、前半部分はダラダラと描かれていて退屈、でも後半(子どもたちが計画を実行)からテンポもあり良かったです。でも今の様なジメジメ暗い世の中に、清々しい風が感じられる映画だったです。お勧め度(5点満点で2点)
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私の映画の拠点・・・ 2012.6.8

 学生時代など若き頃は、よく映画館へ通っていました。ちなみに多い時は年間100本以上。でも最近は主の毎月の映画の自主上映会とレンタルビデオ、そして新聞社主催の映画会です。ただし、新聞社の方は会場の京都会館が建て替え中で、しばらくはお休みです。そして字幕はを読むのがきつくなってきているので、主に邦画が主体にです。これが私の最近の映画事情かな?(*~_~*)
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自主上映会の会場、京都教育文化センターホール


DVD鑑賞「トイレット」 2012.5.7

 洋画の様な邦画「トイレット」を観ました。「かもめ食堂」「めがね」などの監督・の荻上直子が5年の構想で、自らが映画を学んだ北米を舞台に、それぞれの問題を抱えた一家を温かく描く、心温まる映画でした。
 緑に囲まれた住宅街の一軒家に母親と息子二人と娘一人が暮らしていました。ロボットオタクで人との関わりを好まない次男・レイは、とある会社の実験室に勤務し、家を出て一人アパートで暮らしていました。そんな時母親が亡くなり悲しみに暮れる三兄弟、でもそんな中で一人冷静なレイでした。母親が亡くなると何かとレイを頼って会社に電話してくる兄弟たちで、パニック症で家に引きこもるピアノがうまい兄・モーリー、ちょっと生意気な妹・リサでした。もう一人、母の家には亡くなる前に日本から引き取った“ばあちゃん”が居ました。英語が話せなく、毎日窓辺の椅子に座り、外を眺め、猫のセンセイを膝にのせていました。そして母の家にアパートのボヤでレイは戻って来ることになったのでした。
 
 それぞれ悩みを抱えていた兄弟ですが、母の死を切っ掛けに、おばあちゃんを通して、次第に自分の殻から抜け出し成長していくのでした。そんな家族をなごませてくれるのは、ばあちゃん手作りの日本のソールフード餃子、亡くなった母もよく作ってくれた手料理だったのでした。そんな奇妙な共同生活にも別れが…。
 前作同様、特に大きな盛り上がりもなく、淡々と流れていく映像。会話と映画の中の景色を楽しむ、心地よい映画でした。時折ニヤと可笑しくなるシーンもあり、特に最後の「落ち?」シーンは見逃せないですね。お勧め度(5点満点で4点)
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DVD鑑賞「カールじいさんの空飛ぶ家」 2012.4.27

 久しぶりのアニメ映画を観ました。少し前ですがディズニー映画で、公開された時に話題になった「カールじいさんの空飛ぶ家」です。冒険好きな少年カールと少女エリー、夢を語りながら成長した二人はやがて結婚、二人が出会った廃屋だった家を買い取り改築し、幸せな生活をおくった。悲しみも喜びも分かち合い、つつましく生きていたが、そして二人には、子どもの頃憧れた冒険地へ行くのが夢であった。しかしそんな二人にも別れの時が、一人残されたカールじいさんは、一大決心し無数の風船とともの、夢の冒険地を目指すのだった。
 この映画の冒頭の所で二人の子供の頃の出会いから幸せな結婚生活までのシーンが断片的に描かれていて、後半映画を観ていて、そのシーンがよみがえり感動しました。映像の美しさも素晴らしく、何度となく観て観たい映画でした。お勧め度(5点満点で3.5点)
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お勧め度とは?

 ★それぞれの映画の感想の中で、「お勧め度」を記載しています。主な目安は、
 1点:ほぼありませんが、観るに値しない映画
 2点:好き嫌いがある映画で、あえて見なくてもいい映画
 3点:多少好き嫌いがありますが、観たことをお勧めする映画
 4点:観て良かったと感動した映画、お勧め映画
 5点:めったに出会いませんが、今までのこれに値する映画は、数本です。


自主上映会「英国王のスピーチ」 2012.4.16

 英国女王エリザベス2世の父であり、国王ジョージ5世の次男として父から厳しく育てられたためか吃音で悩まされ、内気で短気な性格でもあったジョージ6世の映画「英国王のスピーチ」を観ました。
 1936年、ジョージ6世の死去にともない王位に付いた兄・エドワード8世であったが、外国人で離婚歴のある女性と結婚するために1年あまりで王座を捨ててしまった。そのため、弟であるヨーク公(ジョージ6世)が即位することになった。しかし吃音で悩まされていたヨーク公には公務としてのスピーチが待っていた。そんな時、献身的につかえる妻に連れられオーストリオ人のスピーチ矯正専門家?役者?ローグに出会った。妻とローグに励まされ、訓練を続けるが、ヨーク公の短気な性格で時折、中断することもしばしば、果たして国民へのスピーチは…。
 お勧め度(5点満点で3点)
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DVD鑑賞「陸に上った軍艦」 2012.4.14

 名匠・新藤兼人脚本で、長年助監督を務めた山本保博がメガホンをとった「陸に上った軍艦」を観ました。新藤兼人自身の戦争時の体験を元に新藤が語るドキメントと再現ドラマを交互に登場する映画でした。
 1944年春、第二次世界大戦が連合軍有利になる中、シナリオライターであった新藤兼人に召集令状が届く。そして何度かの配属先が変わり、同年6月には宝塚海軍航空隊に配属された。ただし新藤兼人の隊は、農夫、洋服屋、八百屋、理髪師などの30代の男たちばかりで、戦地へ向かう予科練の若者たちを世話する任務だった。そんな彼らには掃除、洗濯などの任務の他に、過酷な訓練も強いたけられた。18歳の兵長の下で、“クズを兵隊にするため”という名のもとに、船上を想定しての訓練が繰り返された。今までの社会人としてのプライドも捨てさせられ、容赦ない暴力が日常的に続く軍隊生活であった。それは翌年8月15日の終戦を迎えるまで…。
 こんな再現ドラマの中に時折、新藤兼人自身が語るシーンが組み込まれ、戦争の不条理さが伝わってくる映画でした。またこの中で出てくる一兵士が妻に送るハガキの話を元に、その後新藤兼人が最後監督作品としてメガホンをとる「一枚のハガキ」が作られたようです。お勧め度(5点満点で4点)またこの作品と「一枚のハガキ」を一緒に観られことをお勧めします。
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